イタリアの名門自動車メーカー「アルファロメオ」から久しぶりにでたFR(後輪駆動)のスポーツサルーンである「ジュリア」を見に行ってきました。
目的は、愛車であるMiToのブレーキパッドの交換とランプ切れをお願いしに行くことだったのですがせっかくショールームに行ったので前から気になっていたジュリアをちょっとだけ見てきました。
アルファロメオ ジュリアについて
ジュリアについて知らない方のためにまずは簡単に新型ジュリアについてご紹介します。
ジュリアは2017年9月に日本での販売が開始された4ドアタイプのスポーツサルーンです。アルファロメオでは、長らく生産がされていなかったFR(後輪駆動)のモデルということで世界から注目を浴びています。
グレードには、往年のアルファロメオのモデルで冠せられた「SUPER(スーパー)」、「VELOCE(ヴェローチェ)」、「QUADRIFOGLIO(クアドリフォリオ)」があります(※受注生産の「ベース」モデルもあります)。
各モデルについての概要はこんな感じです。
上質さと往年のモデルへのオマージュ:SUPER(スーパー)
ジュリアのSUPER(スーパー)は、アルファロメオらしい上質な作りと往年の「SUPER(スーパー)」モデルへのオマージュを実現したモデルです。
内装には、ウォルナットやグレーオークなどの天然の木目を活かしたウッドパネルに、マットアルミニウム、レザー、最新のファブリックといった素材を印象的に組み合わせることで高級感のあるものとなっています。
最新のアルファロメオでありながら、その佇まいにはクラシックアルファを感じさせるものがあり、ジュリアのスタンダードモデルと行ったところです。車両のテクニカルスペックは下記の通り。
サイズ | (全長)4,645mm×(全幅)1,865mm×(全高)1,435mm |
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乗車定員 | 5名 |
エンジン | 直列4気筒 マルチエア 16バルブインタークーラー付ツインスクロールターボエンジン |
総排気量 | 1,995cc |
最高出力 | 147kW(200PS)/4,500rpm[ECE] |
最大トルク | 330Nm(33.7kgm)/1,750rpm[ECE] |
駆動方式 | 後輪駆動 |
トランスミッション | 電子制御式8速オートマチックトランスミッション |
アルファロメオのスポーティさを追求した走り:VELOCE(ヴェローチェ)
ジュリアのVELOCE(ウェローチェ)は、ジュリアモデルの中でもアルファロメオらしいスポーティな走りに磨きをかけたモデルです。
ジュリアシリーズの中では、FR(前輪駆動)モデルだけでなくアルファロメオQ4と呼ばれる四輪駆動モデルが用意されています。
エンジン自体はSUPER(スーパー)と同じものですが、最大出力は200PSから280PSに引き上げられ、よりキビキビとした走りを楽しむことができます。
価格と性能の両方でバランスのいいモデルで、ジュリアの売れ筋です。
サイズ | (全長)4,655mm×(全幅)1,865mm×(全高)1,435mm |
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乗車定員 | 5名 |
エンジン | 直列4気筒 マルチエア 16バルブインタークーラー付ツインスクロールターボエンジン |
総排気量 | 1,995cc |
最高出力 | 206kW(280PS)/5,250rpm[ECE] |
最大トルク | 400Nm(40.8kgm)/2,250rpm[ECE] |
駆動方式 | 後輪駆動 / 四輪駆動 |
トランスミッション | 電子制御式8速オートマチックトランスミッション |
究極のハイパフォーマンスモデル:QUADRIFOGLIO(クアドリフォリオ)
ジュリアのQUADRIFOGLIO(クアドリフォリオ)は、ジュリアシリーズの最上級モデルで、実際には別格扱いのハイパフォーマンスマシーンとなっています。
搭載されるエンジンは、スーパーカーメーカーのフェラーリ社と共同開発したオールアルミ製のV6 2.9Lツインターボエンジンで、最大出力は510PSを誇ります。
発売当時、4ドアセダンで市販車世界最速(ニュルブルクリンクでのラップタイム7分32秒!)を記録した、まさにモンスターマシンです。
サイズ | (全長)4,635mm×(全幅)1,865mm×(全高)1,435mm |
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乗車定員 | 4名 |
エンジン | V型6気筒 DOHC 24バルブ インタークーラー付ツインターボエンジン |
総排気量 | 2,891cc |
最高出力 | 375kW(510PS)/6,500rpm[ECE] |
最大トルク | 600Nm(61.2kgm)/2,550rpm[ECE] |
駆動方式 | 後輪駆動 |
トランスミッション | 電子制御式8速オートマチックトランスミッション(一部、6速マニュアルトランスミッション) |
アルファロメオ ジュリアの印象について
(※筆者撮影)
写真は最上級グレードの「QUADRIFOGLIO(クアドリフォリオ)」です。初めて間近でジュリアをみて抱いた印象としては、とにかくカッコいいということ。
アルファロメオはどのモデルも感情に訴えかけてくる情熱的なデザインをしていますが、この新型ジュリアは特にその傾向を強く感じました。
今の時代に即した、でもアルファロメオらしいデザインは流石と言ったところです。
実際に車内に乗り込んでみると、今までの”いい意味での”アルファロメオらしい雑な作りは一切感じられず、どちらかというとBMWやMercedesに代表されるドイツ車のようなカチッとした作りでした。
走りに関しては試乗しなかったのでなんとも言えませんが、各種メディアではかなり上々のようです。
今持っているMiToも非常に楽しい車ですが、ついつい欲しくなってしまいました。次回、乗り換えのタイミングで購入を検討したいと思います。
写真は、持ち込んだ愛車のMiTo(写真奥)とマイナーチェンジしてよりスポーティーになったジュリエッタ(写真手前)とのツーショットです。