「仕事が辛いし、身体も崩しててもう転職したい。どうしたらいいんだろう?」、「今の仕事正直好きでもないし、給料ももらえないから転職したいけどどうすればいいのかな?」
こんな疑問に、新卒2年目で転職をした僕が自身の経験を元にお答えします。
僕は2017年の年末に新卒から入った会社を退職して、転職をしました。
そのあたりのことは、僕のプロフィール記事に書いてあるのでそちらからご覧ください。
今回は、僕と同じ年代=20代〜30代が転職する場合に、僕の個人的経験を元に転職の仕方をご紹介したいと思います。
※あくまで個人的な経験と考えに基づいているので、参考程度にご覧ください。
「転職したい」っていう人が転職しない理由
まずは、僕なりに「転職したい」って言ってる人が転職しない理由をまとめてみました。
大まかには、以下の3パターンが考えられます。
①そもそも転職する気がない
まぁ、結構あることですが、「転職したい」を「仕事めんどくさい」くらいに使っている場合はまぁ、転職はしないですよね。
本当に転職したいわけではなく、なんとなく「転職したい」と言っている場合です。
②安定志向
何だかんだ正社員として会社に所属していることに安心感を抱いているパターンです。
仕事には嫌気はさしているし、転職もしたいけど、でも転職のリスクを考えると今のままでいいかなという結論になる。
「転職しても失敗するかもしれない」、「今の年収よりも下がったらどうしよう」、「せっかく気づいた人間関係が崩れたらどうしよう」といった不安がボトルネックになっているようです。
③次にやりたいことが特にない
転職したい気持ちはありつつも、「じゃあ具体的に仕事を辞めて何がしたいの?」と言われてしまうと特にやりたいこともないというパターン。
現状の仕事も特にやりたいことでもないが、辞めてやりたいと思えることもないのでいつまでたっても転職しないということです。
「転職」にはどんな方法があるの?
それでは、転職をする意思がある場合、転職にはどのような方法があるかご紹介します。
転職方法には、大きく分けて「エージェント経由の転職」、「リファラル転職」、「スカウト(ヘッドハント)」の3種類があります。
エージェント経由の転職
いわゆる、転職エージェントに登録をして職を紹介してもらう方法です。
有名なところだと、「リクルートエージェント」、「マイナビエージェント」、「DODA」、「PASONA」などが大手の転職エージェントになります。
転職エージェントを活用するメリットとしては、細かい転職条件を扱える点や圧倒的な求人数などがあります。
また、専属のエージェントがつくことが多いためサポートが充実しているのも魅力です。
ただし、キャリアや実績に応じて転職先が絞られてしまうため、今までのキャリアに自信がない人には向かないかもしれません。
リファラル転職
最近人気なのが「リファラル転職」です。Googleなどの大手企業でも採用しだしており注目を浴びています。
リファラル転職とは、要するに知り合いに職を紹介してもらって転職する方法です。
リファラル転職のメリットは、知り合いに直接紹介してもらうので成約率が高い点と転職先とのアンマッチが起こりにくい点が挙げられます。
また、エージェント経由の転職と違い、キャリアよりも人物重視での転職になることが多く社会人経験が少ない新卒〜社会人数年の人でも転職の成功率が高いというメリットがあります。
スカウト(ヘッドハント)
スカウト(ヘッドハント)とは、直接企業が個人にオファーを出して、「うちの会社に来てください!」というやつです。昔は「引き抜き」とかって言われていたものもこれに該当します。
スカウト(ヘッドハント)は、なかなか新卒〜社会人数年の人では難しいのが現実ですが、例えば学歴に自信があったり(旧帝大〜大学院卒など)、起業経験があったりした場合はその限りではありません。
比較的簡単にスカウト(ヘッドハント)を受ける方法としては、「wantedly」や「LinkedIn」といったSNSに登録をして、プロフィールを”いい感じ”に書いておくとスカウトを受けることができます。
スカウトの場合は、プロフィールが直接履歴書代わりになったり、いきなり話を聞きに行くことができたりするのでぜひ活用したいところです。
転職の仕方:僕の場合の参考例
それでは、僕が実際に転職をした際にしたことをモデルケースとして紹介します。
転職は人それぞれで違った形があり、絶対はないですが一つの実例として参考いただければと思います。
転職方法
転職活動初期→エージェント利用、wantedly&LinkedInのスカウト、ヘッドハント会社からの斡旋紹介
転職活動中盤→エージェントを切り、wantedly&LinkedInのスカウトから徐々にリファラルに軸足変換
転職活動終盤→リファラルで転職先を選定&決定
転職でのスキルアセット=アピールポイント
・学歴(大学院卒)
・メディアの運用経験
・広告まわりの運用経験
・営業経験(toC, toB共に経験あり)
・バイト経験
・英語資格(英検、TOEIC、TOEFL)
転職での条件
・自分の好きな仕事ができる
・服装自由
・年収アップ
転職活動を始めた頃は、仕事をしていた&忙しかったのもあってとりあえず転職エージェント数社に登録をしました。そこまで転職活動に時間を割けなかったのもあって、エージェント登録しつつ、スカウトを待ちつつやっていたのですが、結局すぐにこの方法はダメだという結論になりました。
なぜかというと、よく知らん会社からのスカウトしか来ない&エージェントやる気ねぇという感じだったからです。
プラスして、新卒2年目での転職ということもあり、ほとんどのところで新卒扱いでの職紹介になっていたというのもあります(=給料上がらない)。
そこで、比較的知っている会社からのスカウトが来ていたwantedlyを残しつつ、仕事で仲良くしてくれていた人や転職した先輩、前のバイト先の社長などに直接仕事を紹介してもらうリファラル転職に軸足をシフトしていきました。
リファラルの場合は、上でも書きましたが直接自分のことを知っている人経由になるので社会人経験<人物(=ポテンシャル)でみてくれるので、かなり自分にとって満足のいく条件を提示してもらうことができました。
最終的には、2社くらいに絞って転職先を決定しました。
エージェントよりもリファラルを勧める理由
実際に転職活動をしてみて、僕は圧倒的にリファラル転職が良いなと思いました。
特に、社会人経験が浅い20代はエージェントよりもリファラルの方が転職が上手くいきやすいし、ストレートな話、年収アップも狙いやすいです。
エージェント経由での転職も本当に実力と実績がある人ならアリかもしれませんが、僕にはいまいちピンとこなかったのが正直なところです。
転職エージェントはそのビジネスモデル上、転職者の紹介マージンをもらっています(だいたい紹介者の年収の30%くらい)。
つまるところ、エージェント側からしたら年収が高い人(=社会人経験が長い人)を紹介した方が儲かるワケで、したがって、新卒〜社会人数年での転職者はエージェントから見ればあまり”おいしくない”案件ということになります。
当然、そんな僕らに回ってくる求人はおのずとやる気のない求人情報になってしまう(こともある)ので、個人的にはエージェントは微妙だなと判断しました。
リファラル転職を目指すには?
最後に、リファラル転職を目指す場合に準備しておいた方がいいと思われることを紹介します。
①自分のスキルアセットを明確にする
これはリファラル転職に限らず言えることですが、自分のスキルアセットを明確にしておきましょう。
つまり、「僕の持ってる強み・スキル・アピールポイントは〇〇です。」と言えるようにしておきましょう。
そのためには、普段の業務をしっかりとこなして実績を積み重ねていくことが大切です。
もし、学歴や資格があればラッキー。遠慮せずにそれらを振りかざすべきです。もしなくても、後から資格を取ったりすることはできるし、資格を取らなくても何かしら「これは僕ができること」と言い切れることがあるはずです。
②会社以外にもコミュニティを持つ
リファラル転職をする場合は、元も子もない話ですが、そもそも自分を紹介してくれる人が社外にいる必要があります。
そのためには積極的に会社以外の人とも関わるように行動しましょう。何もいきなり社会人交流イベントに参加したりする必要はないです。
facebookやTwitterなどのSNSで自分の近況を報告してみたり、別の会社に行った友達や先輩と連絡を取って飲みに行ったりするので全然OKだと思います。
少し余裕が出て来たら自分の興味あるコミュニティに参加してみると視野と人脈が広がってリファラル転職をしやすくなります。
③必要とされる人間になる
リファラル転職の根幹には、「うちの会社に君に来て欲しい」という関係性があります。
つまり、「あなたが必要とされる人間か?」という部分が一番大事なところです。
リファラル転職は、「自分がその会社に行きたい+その会社がぜひ”あなた”に来て欲しい」という状況が生まれて初めてそのメリットが最大限生かされるものです。
そのためにも、日頃から周囲に価値提供をして、必要とされる人間になるようにしましょう。
難しいことですが、意識をしていくことが大切です。
まとめ
転職は人それぞれで色んなカタチがあるイベントです。今回は、僕の転職経験を元に実際に転職をするにはどうしたらいいかということについてご紹介しました。
僕自身、今回紹介した「リファラル転職」で転職を経験して、とても満足できる転職だったので転職活動中の人はリファラルも視野に入れて行うといいのではと思います。
もし、仕事が辛くて転職したいと考えているのであれば、サクッと行動を起こしてしまいましょう。
行動を起こすことで、自分にも自信が持てて前向きにキャリアと向き合えるうようになるはず。
エージェント経由の転職は個人的にはおすすめしませんが、どんな職があるのかをリサーチするには使えるのでまずは登録して情報収集することから行動を起こしてみると良いかもしれません。