「数学×女子」に焦点をあてたメディア『数理女子』をご紹介


僕は高校生くらいの頃から数学が好きで、気がついたら大学、大学院と数学を研究していたのですが、ただ一つ、数学界隈での不満がありました。

それは、女の子が圧倒的に少ない!ということです。

いや、もちろん高校生の時から女の子に数学が人気がないのはわかっていましたが、大学に入るとそれは確固たる確信に変わり、大学院に入学するとそれは絶望に変わりました。

そこでそんな数学界隈の問題(?)を少しでも是正するべく奮闘するメディアを見つけたのでご紹介します。

『数理女子』ってメディア知ってる?


by:suri-joshi.jp

『数理女子』は、数学の魅力をたくさんの女子に知ってもらうことを目的に運営されているメディアです。

数学に関する小ネタから、実際に数学科を卒業して社会で活躍する先輩”数理女子”のインタビューなど様々なコンテンツが提供されています。

サイト自体もかなり女性を意識したデザインになっており、およそ数学のメディアとは思えないお洒落な雰囲気です。

『数理女子』の運営は数学科、数理学科の有志の大学教員によって運営されており、主に東京大学理学部数学科と慶應義塾大学理工学部数理学科がメインの運営母体になっています。

数理女子は、たくさんの女子中高生に数学の面白さ、楽しさや、大切さを知って欲しいと願っている数学科・数理科学科の学生、社会人、研究者らの協力を得て、数学科・数理科学科の大学教員有志により、運営されています。サイトの立ち上げにあたっては、東京大学大学院数理科学研究科に多大な支援をいただきました。

『数理女子』のサイトはこちらからどうぞ。

『数理女子』の寄稿者

『数理女子』に記事を提供している方には、元数学科出身のフリーアナウンサーや数学オリンピック金メダリスト、実際に数学を研究している大学院生、大学教授などかなり気合の入ったメンツが並んでおり、どの記事も臨場感を持って楽しむことができます。

簡単に以下でご紹介します。

中島 さち子:音楽家、数学(STEAM)教育家


by:college.nikkei.co.jp
1996年の国際数学オリンピックで日本人女性として初の金メダルを受賞されている方です。数学に限らず、音楽、芸術、執筆と多方面でマルチな才能を開花させている”数理女子”でもあります。

公式サイトはこちらからどうぞ。

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数学と私–ジャズと数学

篠崎 菜穂子:フリーアナウンサー


by:so-pro.co.jp
日本大学理工学部数学科出身のフリーアナウンサーの方です。数学に関する入門的な内容や面白さを伝える活動をされている”数理女子”です。

公式ブログはこちらからどうぞ。

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数学が導いてくれたアナウンサーの仕事

エメ 理永:ファッションデザイナー、アーティスト


by:ameblo.jp/eri-matsui

数学的な発想を得たウェディングドレスデザイナーの方です。ドラマ「花より男子」などにもドレスの提供を行なっているなどその実力とデザインは折り紙つき。

公式サイトはこちらからどうぞ。

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ファッションデザイナーが数学に出会うとき

『数理女子』の魅力

個人的に思う、『数理女子』の魅力は、今まで全くお洒落な雰囲気がなかった数学というジャンルをとてもお洒落でハイセンスなものとして紹介している(ように感じる)ところです。

どうしても、男臭さが残る数学界隈にもこんな綺麗な部分があるんだよと教えてくれているところが素晴らしい。

また、『数理女子』のコンテンツは実際に数学を活用して社会で活躍している人の経験談として提供されていて、熱量だったり、臨場感だったりを感じることができるのも魅力かなと思っています。

『数理女子』では、親子で参加できるイベントや講演会、セミナーの情報を頻繁に更新しているので、興味がある人はぜひ覗いてみて下さい。

数学の世界を散歩する・・・「散・数」のページはこちらからどうぞ。

それでは、Enjoy “数理女子”, Enjoy MATH!