【初心者向け】ブロックチェーンのメリットと分散型の未来について解説


「ブロックチェーンについてはなんとなく知っているけど、具体的なメリットが知りたい」「ブロックチェーンの基本的な仕組みは分かったけど、将来どう使われるか想像がつかない」

こんな疑問にお答えします。

仮想通貨やブロックチェーンについて少し勉強してみたけど、いまいちブロックチェーンの将来について理解ができないという方、意外と多いのではないでしょうか。

「ブロックチェーンは、データを改ざんすることができないから安全。だからすごいのかー」

くらいの理解で止まっている方に向けて、ブロックチェーンを深く理解するキーワード「分散化」の考えを中心に、初心者の方でもわかるように解説します。

ブロックチェーンがどうして安全かという仕組みの部分が知りたい方はこちらの記事からどうぞ。

ブロックチェーンのメリット:分散化の考え


ブロックチェーンのメリットについて「分散化」をいう視点を持って解説します。

分散化、あるいは非中央集権と呼ばれる考えについて身近なサービス「LINE」を例に解説します。

「LINE」には運営会社が存在する

ものすごく当たり前に感じるかもしれませんが、皆さんのスマホに入っている「LINE」は勝手に使える訳でなく、「LINE株式会社」という運営会社がサービスを提供することで使える訳です。

LINE株式会社が日々、LINEアプリの開発を行い、メンテナンスをして、サービスの運営を行なっている。

実は、この仕組みには大きなリスクが存在します。

もし、LINE株式会社に強力なハッカーが攻め込んで来て、LINEを管理しているサーバーを攻撃したらどうなるでしょうか?

きっと、ハッカーはそのサーバーにある皆さんの個人情報を盗んでしまいますよね?

あるいは、サーバーそのものを壊して「LINE」を全く使えなくしてしまうかもしれません。

これは、別に「LINE」に限ったことではなく、facebookやTwitter、メルカリなど様々なアプリサービスで同様のことが言えます。

実は、普段当たり前に思っているけどよくよく考えてみるとリスクが大きいこの「運営会社」がある体制を「中央集権」と言います

非中央集権にすればいい

上記のリスクをなくすにはどうすればいいかと言ったら、中央集権をやめれば良いわけですね。つまり、「非中央集権」にしちゃいましょう。

運営の中心がなければ、ハッカーも攻撃のしようがなく、安全にサービスを運営できるわけですから。

それを実現するために登場するのが、「ブロックチェーン」です。

ブロックチェーン×分散化のメリットとは


ブロックチェーンを使って非中央集権(=分散化)した「LINE」ができたとして、どのようなメリットがあるか考えてみます。

ブロックチェーンの仕組みから、ハッキングや改ざんが非常に難しいことを考えると以下のようなものがメリットとして上がります。

分散化したLINEのメリット

・ハッカーが攻撃しづらい(=セキュリティレベルの向上)
・情報漏洩がしづらい(=セキュリティレベルの向上)

これだけだとあまり大きなメリットに感じないかもしれないですが、実際には「LINE」のようなすでに社会インフラ担っているサービスでは大きな意味を持ってきます。

ブロックチェーンのメリットが大きい社会インフラ(的サービス)

・銀行・保険などの金融機関
・政府機関
・不動産業
・病院や医療機関
など

上記のようなサービスでは、ブロックチェーンを利用した非中央集権な運営体制が望ましいと考えられています。

ブロックチェーンが将来活用されると期待されている分野の例


もう少し、ブロックチェーンが活用されるのをイメージしやすいように、将来ブロックチェーンの活用が期待されている分野についてご紹介します。

1.金融機関におけるブロックチェーン技術の活用

銀行や保険などを扱う金融機関で求められるのは絶対的なセキュリティと言っても過言ではありません。

既存の、中央集権型の運営体制ではどうしてもハッキングや倒産のリスクが残ります。そこで、運営をブロックチェーンベースにすることでこれらのリスクを一気に解決することが期待されています。

セキュリティだけでなく、ブロックチェーンを導入することでこれまでよりも業務が高速化すると考えられており、運用コストも軽減するため、これまで支払っていた手数料も安くなる可能性があります。

2.政府機関におけるブロックチェーン技術の活用

2007年に、「消えた年金問題」というのがありました。社会保険庁の年金記録の管理がずさん過ぎて、年金を納めているのにデータとして残っていなかったり、年金データに不備や誤りがあったという問題です。

ブロックチェーンを導入すれば、情報のトラッキング(=追跡)が容易にできるため、このような問題が起こらないと考えられています。

特に、用途不明金などの行き先がわからなくなってしまっているようなお金がなくなり、今までになく透明な政府資金の運営が可能になると期待されています。

3.不動産業におけるブロックチェーン技術の活用

不動産業は、土地の権利書、借入証明などの情報をブロックチェーンの取引として扱えば、現状の不動産のシステムよりもより正確で不正取引が不可能な業務を行える可能性があります。

また、現状の煩雑な土地関連の膨大な書類管理も、ブロックチェーンの導入によって簡易化されると考えらえれています。

実際、すでにFactom(ファクトム)と呼ばれる仮想通貨プロジェクトでは、この分野での活用を目指しています。

4.医療機関におけるブロックチェーン技術の活用

病院を含め医療機関での、ブロックチェーンの使い方は、主に個人の医療データ(カルテ・通院記録・保険情報等)の管理です。

ブロックチェーンの高いセキュリティによる情報漏洩のリスク軽減や個人の医療データというデリケートな情報もブロックチェーンを活用すれば高いレベルでプライバシーを保護することができると期待されています。

ブロックチェーンのメリットと将来を理解するための必読書3冊


ブロックチェーンのメリットと将来をより深く理解するための必読書を紹介します。

ブロックチェーン・レボリューション ――ビットコインを支える技術はどのようにビジネスと経済、そして世界を変えるのか

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ブロックチェーンに関して、基本的なところから今どういったことが期待されているのか、将来的にはどういう活用方法があるのかなど、これでもかというほどブロックチェーンについて教えてくれる本です。技術的な側面よりも、ブロックチェーンの応用などの話がメインです。

少々長いですが、これ一冊読めば一旦は、ブロックチェーンについてはOKという感じになれます。

ブロックチェーンの未来 金融・産業・社会はどう変わるのか

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ブロックチェーンや仮想通貨などのフィンテック(fintech)に詳しい著者たちによる一冊。

技術的側面よりも、ブロックチェーンのメリットや課題、実践例などを多く紹介しています。

特に、ブロックチェーンの未来についての著者たちの予想を記した「未来年表」が一見の価値ありです。

スマートコントラクト本格入門―FinTechとブロックチェーンが作り出す近未来がわかる

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上の2冊とは毛色が異なりますが、ブロックチェーンと合わせて将来を見るなら「スマートコントラクト」も勉強しておいて損はないです。

仮想通貨から始まった、ブロックチェーン革命は、今はスマートコントラクトと呼ばれる自動契約プログラムを一緒に成長してきています。

フィンテック(fintech)の盛り上がりは、スマートコントラクト抜きには語れないので、これも必読書かなと。

まとめ


ブロックチェーンのメリットについては、具体例を知ることでイメージしやすくなるかと思います。

ここで紹介したのは、ほんの一例に過ぎず、今ではもっと色々な活用法が活発に研究され、日々情報がアップデートされているのが現状です。

ぜひ、上で紹介した本から勉強を進めてもらえればと思います。